« 今年中にしたいこと。とりあえず1〜10 | トップページ | 手帳のことなど »

2008年11月 1日 (土)

嫌い。でもいいんだよー。

私は「嫌い」という感情がわき上がると
恋の逆バージョンのように、一点集中でモヤモヤと
(マイナスの意味で)対象に心が引きつけられます。

とはいっても、実際にそこまで人を嫌った機会はたくさんはないんですが
それも自分の好きなコミュニティにいてよい、
強制的に苦手なコミュニティに入らなくてもよい学生だからかもしれません。
社会人になったあかつきには、怒濤のような嫌いが押し寄せてくる・・?
怖すぎです。

というわけで
読書進化論で薦められていた一冊を読みました。

中島義道著「人を”嫌う”ということ」

著者は本書の中で

「嫌い」「嫌われる」このと自然性をしっかりと見据えること

の重要性を繰り返し述べています。

確かに、私自身、自らの感情に人を嫌悪するものを見つけたとき
「なんて自分はイヤな人間なんだろう」と思うし
誰かが言っていた
「その人がちょっとでもおもしろそうだな、と思ったら八割嫌いでも、
とりあえず話してみる。」とかを見習いたいと思っている。

でも実際は嫌いの渦に巻き込まれています。
もうその時は避けようがないんです。

そこで本書は「嫌い」の類型を提示すると同時に
「嫌い」を解明することで自分がわかる、とポジティブな方向性で捉えています。

長々と原因究明の旅をしてきましたが、じつは「嫌い」の原因を探ることには 絶大なプラスの効果があるからです。 自分の勝手さ、自分の理不尽さ、自分の盲目さが見えるようになる。 そのために、ひとを嫌うことをやめることはできませんが(そしてその必要もありませんが) 自己批判的に人生を見られるようになる。

また「嫌い」の類型で、自分の「嫌い」で明らかになっていなかった感情の
理由がわかりました。

一つは、自分がようやく克服してきたことを相手がまだ克服していないときであり、 もう一つは自分の中のマイナス面を相手のうちに見るときです。
最近、何冊かビジネス本を読み始めて 今まで知らなかった価値観が多くあったことに気づきました。 そして、ある知人に対し批判的になり苛立ってしまった出来事がありました。 その理由の一つはまさに上記の通りです。 「どうしてそんな子供の考えなのか」と相手を怒りたくなったのは 同時に、かつて自分が子供の考えを持ってたから、です。 (今現在、自分の考えが完璧に大人、というわけではないですが、、)

それに気づけたのはとてもありがたかった。

では最後にもう一つ印象に残った言葉を。

「交際相手としてはけっして愉快ではないが、しかし最も役に立つのは敵であろう。
(中略)
敵から最も多く自分の欠陥を率直に明示され、それを改めるべく強い刺激を受けるからである。
ヒルティ

正直、今まで「嫌い」という感情を抱いた理由は
自分と同じフィールドで戦おうとしていて、かつ自分が負けるのでは。という
恐怖からたっだと思います。
しかも自分のアイデンティティを形成しているフィールドだと特に負けることを
恐れ、一層、相手に対する嫉妬心は強くなっていたと思います。

敵が役に立つ、この感覚こそ心の負担を減らす時に重要なのかもしれません。

しかし著者の本はこっち↓の方がおもしろそう。

|

« 今年中にしたいこと。とりあえず1〜10 | トップページ | 手帳のことなど »

本の感想」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1109567/24785093

この記事へのトラックバック一覧です: 嫌い。でもいいんだよー。:

« 今年中にしたいこと。とりあえず1〜10 | トップページ | 手帳のことなど »